〇ヤクルト1-0オリックス●
オリックスは先発・吉井が6回を投げ、毎回安打を浴びながら3併殺をとるなど要所を抑えて無失点。ヤクルト・古田監督が「ウチの投手も手本にしてほしい」と言うほどの巧投だった。一方、打線はわずか2安打で、コリンズ監督は「中軸に打点がないのが気にかかる」と苦い顔。ヤクルトは新人・増渕、2年目・松井と若手投手がイキの良い投球を見せた。
▽オリックス・吉井 本当は3者凡退でいきたかったけど、結果的に走者を置いた時の練習ができた(笑い)。
○…ヤクルトの新人、18歳の増渕(埼玉・鷲宮高)がオープン戦初先発。一回は2四球と暴投で2死二、三塁、二回には安打と死球で2死一、二塁とピンチを迎えたが、バックの好守にも助けられて無失点。三回に先頭打者の打球が左足に当たり、この回限りで降板した。直球は最速148キロをマークしたが、「緊張で、思い通りに球がいかなかった」と増渕。古田監督は「四球が多かったし(先発ローテーション入りの)一発合格とはいかない」としたが、川島、ゴンザレスが故障しているだけに、「もう一回、どこかで投げてもらう」と“追試”の実施を決めた。
毎日新聞 2007年3月18日 17時21分 (最終更新時間 3月18日 17時23分)