米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は10日で今季の日程が終了し、11日以降は来季へ向けての契約交渉が焦点になる。
松井秀は今季で3年契約が満了し、再交渉の期限は11月15日までとなっている。球団は、松井秀を貴重な戦力と見ており、再契約に障害はないとみられる。
しかし、交渉相手であるキャッシュマン・ゼネラルマネジャー(GM)のヤンキースとの契約が10月31日で切れるため、松井秀の契約交渉は同GMの去就が明確になってからになる見込み。(ニューヨーク共同)
◇ヤ軍の新監督にピネラ氏?
米大リーグ、ヤンキースは地区シリーズで敗退し、今季の日程を10日で終えた。11日付のニューヨーク各紙は、一斉に選手の移籍や監督退任の推測記事を掲載した。
各紙とも、今年でワールドシリーズ制覇から5年間遠ざかったトーリ監督の去就が中心。あと2年、計1300万ドル(約14億9500万円)の契約を残しているが、前デビルレイズ監督のピネラ氏が後を継ぐのではないかと推理している。
ただ、ニューヨーク出身のトーリ監督は人気があり、ファンの支持も大きいため、ワンマンのスタインブレナー・オーナーも、簡単には事が進まないことは十分に承知しているという。
今季限りで契約が切れる選手では、ただ一人、松井秀だけが再契約の可能性が高いと各紙ともみている。「年俸1000万ドル(約11億5000万円)を超える額での交渉になる」(デーリー・ニューズ)「オーナーは(松井秀の代理人の)アーン・テレムが嫌いだが、マツイを手放すとしたら大変な驚きだ」(ニューヨーク・タイムズ)といった具合だ。(共同)