【ニューヨーク高橋秀明】今年限りでヤンキースとの3年契約が切れる松井秀喜外野手の再契約交渉について、10日付のデーリー・ニューズ紙はヤンキース側が契約年数を4年間に延ばして譲歩するとの見通しを伝えた。これで合意への条件がほぼ整ったとみられる。
代理人のアーン・テレム氏とヤンキースのキャッシュマン・ゼネラルマネジャー(GM)は9日、カリフォルニア州で行われているGM会議に合わせて交渉した。ヤンキース側は当初、3年契約で年俸総額3000万ドル(約35億4000万円)を提示したい考えだったが、契約年数を4年とし、さらに5年目のオプション契約も用意。年俸総額も最高4年4800万ドル(約56億8000万円)まで譲歩する見通しだという。
15日までに契約がまとまらない場合、松井は他球団と自由に交渉ができるようになり、ヤンキースは来年5月15日まで交渉ができない。テレム氏は12日にニューヨークで松井と話し合いを持った後、来週早々に行われるヤンキース側との最終交渉に臨む予定だ。