ヤンキースが松井秀喜外野手(31)の代理人アーン・テレム氏との第2回交渉を前に“イチロー超え”の破格条件を提示していたことが分かった。13日付のニューヨーク・ポスト紙によると、再契約の条件は4年総額で4800万~5000万ドル(約56億6400万~59億円)。12日深夜にニューヨーク入りした代理人のテレム氏は13日に松井本人に金額を伝えることになっている。
再契約の期限は15日(日本時間16日)に迫っているが、9日に行われた初の直接交渉で双方が残留の方向で調整することを確認。4年契約を望む松井側に対し、当初、ヤ軍は年平均1000万ドルの3年契約を希望していたが、最終的には松井の引き留めが最優先と判断し、大幅に歩み寄った格好だ。
ヤ軍の提示はイチローが03年12月にマリナーズと交わした4年総額4400万ドル(約51億9200万円)を上回る日本人最高額で、年平均は最大1250万ドル(約14億7500万円)。テレム氏は松井の意思を確認した上でキャッシュマンGMに電話を入れる予定。早ければ即日合意、そして週明けに残留決定会見の運びとなる。