「TOKYOが映画に染まる」。22日、東京・六本木ヒルズで開幕した第18回東京国際映画祭の開会式典には、約250メートルの赤じゅうたんの上を高倉健や優香ら世界のセレブ約300人が歩いて登場、6800人の声援に答えた。
一番乗りは、開会宣言をする映画大使の工藤静香と子役の神木隆之介。続いてドイツ映画「ヒトラーカンタータ」に出演したリケ・シュミットら外国人女優が現れると観客はため息。深津絵里、木村佳乃、小雪、白石美帆、優香、香里奈、香椎由宇ら日本の女優陣もドレス姿で華を添えた。
また、「仮面ライダーTHE FIRST」主演の黄川田将也と高野八誠はライダースーツで登場。米アニメ映画「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」のニック・パーク監督はキャラクターの着ぐるみと一緒に赤じゅうたん歩き、大きな拍手を浴びた。
大トリは、開幕作品の「単騎、千里を走る。」主演の高倉健。チャン・イーモウ監督と赤じゅうたんに登場すると、沿道から「健さーん」と声援が飛び、少し照れた様子で手を振って応えた。【細田尚子】