オオカミとヤギの友情を描いたアニメーション映画「あらしのよるに」(杉井ギサブロー監督、毎日新聞社など製作)が30日、「第18回東京国際映画祭」の特別招待作品として東京・渋谷のシアターコクーンで上映された。上映終了後には、声を担当した中村獅童さん、成宮寛貴さんらが舞台あいさつを行った。
ベストセラーとなったきむらゆういちさんの絵本を原作に、嵐の夜に出会ったオオカミのガブとヤギのメイが、種族を超えた友情をはぐくんでいく物語。
中村さんは「友情や人を思う気持ちは万国共通。世界中の人に何かを感じてもらえると思う」。また、杉井監督は「変なオオカミと変なヤギだが、一生懸命に友達であり続けようとする大切さを描いた。騒がしい時代に、こういう作品を見ていただければ」と呼び掛けた。