東京国際映画祭第7日の29日、人気コミック「最終兵器彼女」の映画が渋谷Bunkamuraで特別招待作品として上映された。舞台あいさつには、主演の前田亜季、友人役の木村了と貫地谷しほりのほか、原作者の高橋しんさんが参加。完成作品を鑑賞した。
「最終兵器彼女」は、00~01年、少年誌で連載された人気コミックが原作。少女“ちせ”と同級生の“シュウジ”というごく普通の高校生のラブストーリーと、ちせが最終兵器となって戦うというSF的な物語が同時進行で進むファンタジー。
ちせ役の前田亜季は留学中のボストンから一時帰国して出席。「完成した映画を見るのは今日が初めて。自分の動きとCGがどうつながっているのか楽しみ」と話した。高橋さんは「原作が終わってからもう5年。今日は一読者として映画を見たい。過酷な運命が待っていても、生きている時間を大切に過ごす2人の姿を映画でも表現してもらえたと思う」。
亜季の姉、愛も駆けつけ、久しぶりに会った妹の印象について、「ちょっと大人になったかな」といい、「映画完成おめでとう」とエールを送っていた。【野口美恵】