29日の大阪国際女子マラソンへ、記者会見で決意を語った招待選手たち。左から重友梨佐、堀江美里、伊藤舞、竹中理沙、加藤岬、シタヤ・ハブテゲブレル
陸上の第36回大阪国際女子マラソンが29日、8月のロンドン世界選手権の代表選考を兼ねて、大阪・ヤンマースタジアム長居を発着点とする42・195キロで争われる。27日は大阪市内で有力選手らの記者会見があった。
日本陸連の派遣設定記録(2時間22分30秒)をクリアして日本人1位になれば、代表に内定。昨年2位の堀江美里(ノーリツ)は「マラソンで日の丸をつけるのが夢なので、チャンスをつかみたいです」と語った。2012年ロンドン五輪代表の重友梨佐(天満屋)は「いい思い出にはなってない場所に、リベンジしに行きたい」。昨年のリオデジャネイロ五輪46位の伊藤舞(大塚製薬)は「大舞台で力を出しきるのは難しい。一つひとつのマラソンを大事にしたい」と、言葉に実感がこもった。
日本陸連は世界大会へ向けた強化策として、今大会はペースメーカーを中間点までに短縮し、通過タイムを1時間12分00~30秒と遅めに設定。選手たちに後半のペースアップを求める。