27日の東京株式市場は、前日の米国市場で株価が反発した流れを受け、買い優勢でスタートしたものの、当面の利益を確定しようとする売りも目立ち、もみ合う展開となった。日経平均株価は前日終値比4円81銭安の1万5147円59銭で午前の取引を終えた。TOPIX(東証株価指数)の午前の終値は同1.05ポイント安の1547.92。東証1部の午前の出来高は7億2800万株だった。
市場関係者によると、米国市場で株価が3営業日ぶりに反発したが、外国人投資家を中心に28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の行方を見極めようとする思惑から東京市場は買い注文が広がらず、利益を確定する動きに押されて小幅な値動きとなっている。【清水直樹】
毎日新聞 2006年6月27日 11時41分