格差問題を考える市民シンポジウム「急がれる雇用の改善と格差解消 困ったもんだ格差社会」(連合、連合東海ブロック連絡会主催、毎日新聞社共催)が18日、名古屋駅前のミッドランドスクエアのミッドランドホールで開かれ、市民ら約400人が参加。パネルディスカッションや現場の実態報告などが行われた。
パネルディスカッションはパネラーとして高木剛連合会長や弁護士、大学教授ら5人が討論。「格差の背景には男女差別がある」(中野麻美弁護士)「年齢差別がある中、今の非正規雇用の人が高齢期に入った時のことを考える必要がある」(清家篤・慶応大教授)など様々な意見が出た。
実態報告では、働く意欲があるが就職先がなかなか見つからないニートの現状や、地域による医療格差の問題などが紹介された。【式守克史】
毎日新聞 2007年3月19日 1時06分 (最終更新時間 3月19日 1時11分)