名古屋市中区の職業不詳岡田亮祐さん(当時28)が連れ去られたうえ、監禁・暴行後に遺体が損壊された事件で、愛知県警は6日、岡田さんの知人で住所不定の元会社役員野間裕司容疑者(30)を殺人の疑いで、愛知県稲沢市の大学生服部拓哉容疑者(22)を殺人幇助(ほうじょ)の疑いで、それぞれ再逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、野間容疑者の逮捕容疑は、2月23日ごろ、名古屋市内のアパートの一室で、何らかの方法で岡田さんを殺害したというもの。服部容疑者には、事前にこの部屋を借りるなどして、殺害行為を手助けした疑いがある。
両容疑者は共謀の上、岡田さんの遺体を包丁などで切断し、稲沢市にある服部容疑者の自宅近くで頭部や胸部をドラム缶に入れて焼いたとして、5月に死体損壊の罪で起訴された。
この事件では、岡田さんへの逮捕監禁致傷容疑で、いずれも住所不定で無職の春内大樹(29)、西田和馬(27)、久綱洋史(25)の各容疑者=暴行目的の誘拐罪で起訴=が逮捕されている。