会社更生法による経営再建中の日本航空が不採算路線の削減を計画していることに対して、、北海道や愛知県など16道県の知事らが日航本社を訪れ、路線の存続を要望しました。
日航本社を訪れたのは北海道や青森・愛知・福岡など、日航が路線の廃止や減便を検討している空港を抱える16道県の知事らです。知事らは日航の大西社長と面会し、「路線の廃止は地域経済にとって死活問題だ」として、路線の維持を強く要請しました。
愛知県の神田知事によりますと、大西社長は「一日も早く器を小さくして再建することが第一なので、廃止にご理解いただきたい」と述べ、路線の廃止を見直す考えはないと強調したということです。
「再建を可能にするため撤退をお願いしたいということなので、埒があきませんね」(愛知県 神田真秋知事)
知事らは国土交通省の辻元副大臣とも面会し、路線の存続を要望しましたが、日航は銀行団などから「これだけでは黒字を確保できない」という指摘を受け、当初計画の31路線からさらに削減する方針を固めています。(27日00:20)