日本たばこ産業(JT)は4月25日、「たばこと塩の博物館」を東京都墨田区に移転開業する。展示室の面積を約2倍に広げ、視聴覚ホールや図書館などの施設を充実させる。東京スカイツリーにも近く、新たな観光名所としてアピールする。
JTが倉庫として利用している建物を改装する。新館の敷地面積は約6000平方メートル、延べ床面積は約6600平方メートル。場所は押上駅から南に徒歩10分で、東京スカイツリーからも徒歩圏内だ。旧館の土地・建物の用途は未定。
たばこと塩の博物館は1978年、東京・渋谷に開館。JTの前身である日本専売公社のたばこ製造販売70周年を記念して設けられた。
戦前から収集している珍しい喫煙器具や世界の岩塩などを展示していたが、2013年に建物の老朽化などで休館していた。