【リオデジャネイロ=共同】南米最大の真夏の祭典、ブラジル・リオデジャネイロのカーニバルが13日開幕した。17日までの期間中、カリオカ(リオっ子)や観光客がサンバのリズムと熱気に酔いしれる。リオ市は国内外から約97万7千人の観光客を見込んでいる。
市の施設で行われた開幕式では、期間中に市を“統治”する「カーニバルの王様」が、権限を象徴する鍵をパエス市長から受け取った。
パエス氏は、リオ市がことし、創設450周年を迎えることに言及。「(リオには)多くの問題、課題、欠点がある」としながらも「リオの魂を具現化するものがあるとしたら、この祝祭、カーニバルだ」と訴えた。
カーニバルの目玉は市中心部のメーン会場「サンボドロモ」でのトップ12チームの豪華パレード。15、16の両日、2夜連続で朝まで行われ、山車や衣装、踊りを競う。
13、14日は下位チームのパレードがある。市内各地では開幕前から誰でも参加できる街頭イベントが始まっている。
市当局によると、昨年のカーニバルでは約91万8千人がリオを訪問した。