韓国家電メーカーの日本法人、レイコップ・ジャパンは16日、ハンディー型布団クリーナーの最上位モデル「レイコップRP」を28日に発売すると発表した。本体下部の送風口から温風を出して布団を温めることで水分を蒸発させ、ダニなどハウスダストの原因が発生しにくくする機能を新たに搭載した。
レイコップは2009年の発売から累計で国内250万台以上の販売実績を誇る。新製品では温風で布団を温める機能を追加したほか、ダニの殺菌を狙った紫外線ランプの出力を従来機種の2倍の16ワットに強化。布団からダニやごみをたたき出すためのパッドを2つから4つに増やした。希望小売価格は従来の最高価格商品より3万円近く高い5万9800円で、15年中に20万台の販売を目指す。
調査会社のGfKジャパン(東京・中野)によると、14年のハンディー型掃除機の販売台数は前年比49%増の約230万台で、特に布団掃除専用のタイプは数量・金額ともに2倍以上に伸びた。共働きの増加などで女性が家事にかける時間が短くなり、需要が高まっている。