日本スーパーマーケット協会など食品スーパー業界3団体が20日発表した1月の全国食品スーパー売上高(速報値、既存店ベース)は、前年同月比1.5%増の7847億円だった。前年実績を上回るのは9カ月連続。相場が引き続き高止まりした影響で、畜産品など生鮮品の販売が増加した。
品目別では畜産が5.5%増と大きく伸びた。相場高に加え「高品質な和牛が好調だった」(新日本スーパーマーケット協会)という。水産、青果を加えた生鮮3部門合計でも2.8%増だった。総菜は4.9%増。寿司などがよく売れた。
豆腐や卵、冷凍食品などの「日配」は2.0%増だった。昨年はアクリフーズ製冷凍食品の農薬検出事件を受けて冷凍食品が不振だった。この反動もあり、増加した。
地域別では関東地方が3.7%増、中部地方が1.9%増となるなど、北海道・東北地方を除く5つのエリアが前年実績を上回った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕