【ニューヨーク=河内真帆】米百貨店最大手メーシーズが24日発表した2014年11月~15年1月期決算は、売上高が93億6400万ドルで前年同期比2%増となったが、純利益は7億9300万ドルで同2%減少した。
既存店売上高は衣料品の好調で2%増。ただメーシーズはオンライン事業の強化や廉価商品を販売するオフプライス店への進出を考慮するなどを打ち出している。こうした事業の再構築にともなう店舗閉鎖や人員配置換えで発生した費用などが重荷となった。
同社は併せて16年1月期通期の業績見通しを発表。1株利益は4.70~4.80ドルとの見込みを出したが、これはアナリスト予測平均(4.84ドル程度)を下回った。米西海岸の港湾での労使対立の影響で積み荷の引き揚げが停滞しており、これが年初数カ月にわたり物流に影響することを指摘した。