【NQNニューヨーク=神能淳志】米ホームセンター最大手のホーム・デポが24日発表した2014年11月~15年1月期決算で、純利益が前年同期比36%増の13億7900万ドル(約1600億円)だった。住宅市況の改善が追い風となり、米国を中心に販売が好調だった。
売上高は8%増の191億6200万ドル。既存店の売上高は全体で7.9%増となった。主力の米国が8.9%伸びたことがけん引した。子会社株を一部売却した影響を除いた1株利益は1.00ドルと市場予想(0.89ドル程度)を上回った。
16年1月通期の業績は売上高が前年比3.5~4.7%増、1株利益は5.11~5.17ドルと見込んだ。外国為替市場でドル高が続いた場合には売上高で10億ドル程度、1株利益では約0.06ドル下押しするとみている。
併せて180億ドルの自社株買いを実施する計画や、四半期ベースでの配当を従来よりも26%高い1株あたり0.59ドルに増やすと発表した。