【ワシントン=岩本昌子】米労働省が5日に発表した2014年10~12月期の非農業部門の労働生産性(季節調整済み、2009年=100)の改定値は、年率換算で前期比2.2%低下した。速報値から0.4ポイントの下方修正で、市場予測の平均(2.3%程度の低下)をやや上回った。前年同期比は0.1%の低下で、0.1ポイント下方修正された。
10~12月期の改定値では、生産高は0.6ポイント下方修正の2.6%増加で、労働時間は0.2ポイント下方修正の4.9%増だった。賃金指標となる非農業部門の単位労働コストは1.4ポイント上方修正の4.1%増加だった。
同時に発表の2014年の年間平均の労働生産性は前年比0.7%上昇で、速報値から0.1ポイントの下方修正だった。