事前収賄の罪などに問われ、名古屋地裁で無罪判決を受けた岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長(30)は6日朝、部課長ら12人が出席する臨時の幹部会議で裁判の結果を報告した。
会議の冒頭、市長は「迷惑を掛けた。市の将来に向け夢のある政策を提案し、実現していきたい」などとあいさつした。市長によると、非公開だった会議後半では判決内容を説明したほか、議会対応や行事の段取りを確認したという。
市長は無罪判決が出た5日の夜は支援者と夕食を共にした後、残っていた仕事をこなした。自宅に戻って両親に感謝の気持ちを伝えるとほっとした様子だったという。〔共同〕