gumi(3903)は6日、2014年5月~15年1月期の連結決算と15年4月期通期の業績見通しを発表した。記者会見した国光宏尚社長は、前日に通期の連結営業損益の見通しを従来予想の13億円の黒字から4億円の赤字に下方修正したことに触れ「株主に対して申し訳なく思っている」と述べた。
同席した川本寛之・最高財務責任者(CFO)は下方修正について「過去の売上高の傾向から業績予想を立てていたが、(主力のスマートフォン向けゲーム)『ブレイブ フロンティア』外国語版のアクティブユーザー数が想定以上に弱含んだこと、パブリッシング事業で版元との調整に時間がかかったことなどが原因だ」と説明した。
今後の取り組みについては「ブレイブ フロンティアの外国語版に、日本語版で奏功した施策を導入するなどして利用者の拡大を図っていきたい。赤字は今期限りにする」(国光社長)と強調した。
gumiは昨年12月18日に東証1部に上場したが、わずか2カ月半後の下方修正を市場は嫌気し、6日の取引では朝方から売り注文が殺到。終日売り気配で推移し、大引け時点で制限値幅の下限(ストップ安)にあたる前日比500円(19.4%)安の2081円で配分された。〔日経QUICKニュース(NQN)〕