中車四方股フン公司(フンはにんべんに分)が開発を担当する、時速600キロの高速リニアのテスト車両が21日、上海・同済大学のリニア試験線でテスト走行に成功した。これは中国の高速リニア研究開発において重要な進展を遂げたことを意味する。人民日報が伝えた。
テスト車両は初の体系的な総合調整を行い、異なる状況(各種軌道桁及びジャンクション、小カーブ、坂道、エリア切り替えなど)における動的運行試験を行った。7つの主要項目の200以上の試験項目を完了し、数多くの重要性能の全面的な試験を行った。計画によると、プロジェクトテスト車両システムは年内にラインオフし、高速リニアの全面的な技術とプロジェクト化の能力を備える予定だ。
新興の高速交通モデルである高速リニアは、高速かつスピーディで、安全で信頼性が高く、輸送能力が高く、エコロジーで、ランニングコストが低いといった特徴がある。応用シーンは豊富で、長距離輸送に用いることで、大型ハブ都市間または都市群間の高速ルートを構築できる。また短・中距離旅客輸送にも適しており、大都市の通勤または都市群内の隣接都市間を結ぶ交通手段としても用いられる。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年6月22日