ファミリーマート(8028)とユニーグループ・ホールディングス(8270)は10日、経営統合に関する記者会見を都内で開いた。出席したファミリーMの中山勇社長は「(コンビニとスーパーの)2つの機能を融合させ、相乗効果を発揮し、新たなコンビニやスーパーマーケットをつくる」と説明した。統合により「基本的には規模のメリットが出てくる」「スーパーとの融合で面白い店ができる」と強調。「(ファミリーMは)生鮮関係のノウハウをまったく持っていない。出来たて総菜のノウハウも持っていない」と語り、そうしたノウハウを持つユニーGHDとの統合が消費者の利便性向上につながると述べた。
ユニーGHDの佐古則男社長は統合相手にファミリーMを選んだ理由として、これまで協業関係にあったのに加えて「海外展開を考えた場合、アジアで絶対的な地位を築いているファミリーマートと組むことに大きなメリットがあると考えた」と話した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕