安倍晋三首相は14日午前、国連防災世界会議への出席のため来日している国連の潘基文(バン・キムン)事務総長と仙台市内で会談した。首相は今年が国連創設から70周年にあたることを踏まえ「国連安全保障理事会改革で具体的な成果を出すことが重要だ」と表明し、安保理改革をめぐり意見を交わした。
潘氏はこれまでの気候変動問題に関する日本の支援に謝意を示した。首相は「軍縮や気候変動、開発など重要な分野で成果を得られるよう事務総長と努力したい」と述べた。両氏は防災分野での連携強化を確認した。両氏の会談は昨年9月の米ニューヨークでの国連総会の機会以来となる。
首相はこの後、タイのプラユット暫定首相とも会談した。