安倍晋三首相は14日、国連防災世界会議の出席のため来日しているタイのプラユット暫定首相と仙台市内で会談した。プラユット氏が東京から仙台まで東北新幹線を利用したことを踏まえ、安倍首相はタイの長距離鉄道の整備計画について「積極的に協力したい」と表明。両国の協議を加速していくことで一致した。
両氏は産官学の対話を通じた防災面での連携を確認。安倍首相は東日本大震災後のタイによる食品輸入規制の早期撤廃を要請し、プラユット氏は「規制緩和に向けた検討を加速している」と応じた。外務・防衛当局間の対話をはじめとする安全保障面の協力についても意見交換した。