中国の張軍国連大使は現地時間15日、グテーレス国連事務総長に書簡を送り、中国が国連平和維持(PKO)要員に30万回分の新型コロナウイルスワクチンを寄贈することを正式に伝えた。アフリカのミッション対象地域に優先的に提供する。
国連中国政府代表部はこの件について、「これは中国がワクチンの国際公共財化を実行に移す具体的措置であり、国連及び多国間主義への確たる支持を体現するものでもある。中国政府は国連事務局と緊密に協力し、PKO要員が1日も早く中国製ワクチンを使用できるようにする」とした。
また、「パンデミックとの闘いは現在世界の直面する最も差し迫った課題であり、ワクチンはパンデミックに打ち勝つ有力な武器だ。中国はワクチンの公平な分配の問題、特に発展途上国におけるアクセシビリティとアフォーダビリティを非常に重視している。現在までにすでに中国は69か国と2つの国際組織にワクチンを援助し、28か国にワクチンを輸出している。中国製ワクチンを使用している国と人々はますます増えている」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年3月16日