ディー・エヌ・エー(2432、DeNA)の守安功社長は17日、任天堂(7974)との業務・資本提携に関する共同記者会見で「強固な信頼関係を築くために株式を相互に持ち合う」と説明した。スマートフォン(スマホ)向けゲームアプリの共同開発に関しては「任天堂の強いIP(知的財産)を活用して共同でゲームをつくることが(DeNAの)事業を成長させるのに有力だ」と述べた。
任天堂の岩田聡社長は、スマホ向けゲームについて「単独でやるより有力なパートナーとやる方がスピーディーにできる」と語った。据え置き型ゲーム機のタイトルについては「そのまま移植はしない」とし、任天堂が持つキャラクターなどを新たに開発したゲームを投入する意向を表明。「今年中に全くアウトプットがない状況では、業務提携する意味はない」とも述べ、年内に新たなゲームを公表する姿勢を示した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕