中国国家知的財産権局知的財産権発展研究センターが14日に発表した「2019年中国知的財産権発展状況評価報告書」によると、中国の知的財産権発展水準の世界における順位が急速に上がっており、わずか5年の間に2014年の20位から2018年の8位に浮上した。毎年3位近く上がっている計算だ。経済日報が伝えた。
報告書によると、2018年の世界知的財産権発展水準トップ10カ国は、日本、米国、韓国、スイス、ドイツ、オランダ、フィンランド、中国、スウェーデン、デンマークの順となっている。
筆者の調査によると、2013年を境にした場合、中国による近年の知的財産権分野の進歩はより顕著だ。2013年より前の中国の知的財産権総合発展指数の年平均成長率は5.4%だったが、2013年以降は15.0%にのぼる。中国共産党第18回全国代表大会(「十八大」)以降、中国のイノベーション指数の伸び率も明らかに上がり、2019年には270.5に達し、年平均成長率は11.7%となっている。
急成長する指数の裏には、知的財産権創造の各指標と対応する分野における顕著な成果があった。2019年中国の発明特許取得件数は35万4000件(香港・マカオ・台湾地区を除く)で、2010年の4.8倍。国内の商標登録件数は602万8000件(香港・マカオ・台湾地区を除く)で、2010年の5.2倍。国内の著作権登録件数は418万6000件で、2020年の9.5倍。国内の特許協力条約(PCT)の国際出願制度に基づく特許出願件数は5万6000件で、2010年の4.8倍。中国のマドリッド協定議定書を通じた商標国際登録出願件数は6461件で、2010年の3.4倍。1万人あたり発明特許保有件数は13.3件で、2010年の7.6倍だった。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年9月15日