NHKは19日、ツアーに参加してチュニジア博物館襲撃テロに巻き込まれ負傷した結城法子さんとされる女性の病室での映像を報じた。女性は左頬などに手当てを受けている様子で「頭を抱えてしゃがんでいたら、耳と手と首を撃たれた。隣で母が首を撃たれ、警察が来てくれた時には、母は自分では動けなかった」と語った。
病室で取材に応じていた女性は「外で銃声が聞こえてきてガイドの人に部屋から移動するように言われて、そうしたら後ろから銃声が聞こえてきた」とし「みんなが走りだし、倒れ込んだら撃たれて、その後、かなり長い間銃声が続いた」と話した。NHKによると、この女性の母は叙子さん(68)という。
女性は病室でシド首相の見舞いを受け、涙を浮かべていたという。〔共同〕