NHKの最高意思決定機関である経営委員会は19日、籾井勝人会長が私的に使ったハイヤー代がNHKに請求されていた問題について、監査委員会から「秘書室の対応はずさんだった」との報告を受けたことを明らかにした。籾井会長は「自分で代金を払うと伝えていたが、公私の区別に疑いをもたれる事態を招き、心からおわびする」とのコメントを発表した。
籾井会長は1月2日に秘書室が手配したハイヤーを私的に使い、NHKが4万9585円を立て替えていた。内部通報を受けて経営委員3人で構成する監査委が調査。籾井会長は調査開始後の3月9日、NHKに代金を戻したという。