王毅国務委員兼外交部長(外相)は4日に北京で、新興5ヶ国(BRICS)外相ビデオ会談に出席した。
王氏は、「ワクチンは新型コロナウイルス感染症に打ち勝つための重要な武器だ。ワクチンはいかなる国でも独占してはならないし、大国や豊かな国が利用する特権があってはいけない。習近平国家主席は第73回世界保健機関(WHO)総会開幕式での挨拶で、『中国の新型コロナワクチンの開発が終わり実際に使用されるようになれば、それは世界の公共財になる。中国はBRICS各国国民のニーズを非常に重視するとともに、そのニーズに積極的に応えていく』と宣言した」と述べた。
王氏は、「BRICSはワクチンの開発、製造などの分野でそれぞれ優位性があり、カギは一つになる力を形成し、ワクチンが発展途上国で手の届くものになり、負担できるものになるよう共同で寄与することだ。中国はBRICS各国のワクチン開発センター建設を推進し、ワクチンの開発と情報共有を推進するとともに、ワクチンでの協力を契機として、BRICS各国の医薬品監督管理や医薬品研究開発機関の間でのマッチングと交流を推進していく」と強調した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年9月5日