バス運行のビィー・トランセホールディングス(千葉市)は4月、JR東京駅と成田空港を結ぶ格安高速バス事業を拡大する。格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションと組み、機内でバス乗車券を販売。運行本数は1.5倍に増やす。成田で4月にLCC専用ターミナルビルが開業することなどを踏まえ、収益拡大につなげる。
ピーチ機内では4月1日から、成田到着便の全便(関西国際空港線、新千歳空港線、福岡空港線)で東京駅行きの当日券を販売する。片道料金(大人)は1000円で、バス内やインターネットでの料金と同じ。
現在1日当たり79便のバス運行本数(東京駅行きと成田行きの合計)はLCC専用ビルが開業する4月8日から、1.5倍の117便に増やす。成田のバス始発・終着場所は同日以降、一部の便を除いて他のビルからLCC専用ビルに移る。
ビィー・トランセは東日本旅客鉄道(JR東日本)グループのジェイアールバス関東(東京・渋谷)と格安高速バスを共同運行している。