バスケットボール男子、ナショナルリーグ(NBL)の企業チーム、東芝神奈川の林親弘部長が26日、国内リーグ統合を進めるタスクフォース(特別チーム)の川淵三郎チェアマンとNBLの意見交換会後、新リーグの1部に入るための条件を満たすことは難しいと訴えた。
特別チームが発表した基準では、1部のチームはアマチュア契約の選手が2人以内に制限される。東芝神奈川は日本人選手全員がアマ契約に該当する社員で、林部長は「1部に入るから退職してプロになってくれとは言えない」と話した。5人以上のプロ契約選手を求める2部の条件もクリアできず3部に組み込まれた場合は「(会社が)3部でもやるのかということになる」と懸念した。
他のNBLの企業チームは1部入りに意欲を示したが、プロチームからはサラリーキャップ(選手年俸総額の上限)を導入しない方針に反発する声も出た。北海道の折茂武彦代表は戦力格差が広がると指摘し「(資金力のある企業チームとの競争で)プロチームは財政的に耐えられない」と語った。〔共同〕