27日の東京株式市場で日経平均株価/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE2E4EBE2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXは続落し、前日比185円49銭(0.95%)安の1万9285円63銭で終えた。16日以来の安値。後場中ごろにかけて株価指数先物へ小口の売りが断続的に出て、現物株もつれ安した。海外投資家による売りとの思惑が浮上したほか、損失限定目的のヘッジ売りを巻き込んで下げが加速した。午後は値動きの荒さが目立った。
日経平均先物6月物の前日の売り手口にモルガン・スタンレーMUFG証券などの外資系証券が目立ったため、27日に出た売りも海外勢によるものとの思惑につながった。売りが売りを呼ぶ展開となり、1万9600円に迫るなど堅調に推移していた日経平均は短時間で1万9100円割れの水準まで急落。下げ幅は一時371円まで拡大した。
きょう午前は国内債券相場が大幅安となり、長期金利/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5E4E1E0E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXが急上昇した。株式相場の当初の反応は限られたが、「債券安で損失を被った投資家が穴埋めのため、時間をおいて株売りに動いた」との見方も出ていた。
3月期末を控え日経平均株価/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE4E3E3E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXも「配当落ち」を迎えた。日経平均への影響度は111~112円程度とみられる。朝方発表の2月の有効求人倍率/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5E6E6EAE2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXは約23年ぶりの水準まで上昇した。雇用環境が持ち直しているとして景況感を一時的ながら強気に傾ける要因になった。
JPX日経インデックス400も続落。終値は前日比134.24ポイント(0.94%)安の1万4134.57だった。東証株価指数/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE2EAE5E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX(TOPIX)も続落し、16.04ポイント(1.02%)安の1552.78で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆9656億円と、株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE2EAEBE2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX(SQ)算出日である13日以来の水準に膨らんだ。売買高は25億6818万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1507と、全体の8割を占めた。値上がりは304、変わらずは38だった。
配当落ちの影響もあり、トヨタが下落。三菱UFJやみずほFG、三井住友FGの三大銀行グループがそろって下げた。中東情勢の緊張が響き、郵船や商船三井など海運株に値下がりが目立った。一方、企業買収などを加速する方針を示したパナソニックが上昇。株式分割/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE3EAE6E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX権利落ち/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE6E6E7E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX後で初の取引となったOLCが基準値を大きく上回った。増益観測が出た東レが小幅ながら上昇した。
東証2部株価指数は続落した。ラオックスとソディックが下げ、朝日インテクとミクニが上げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕