KADOKAWA(角川)は30日、外国人クリエーターの育成事業でクールジャパン機構と提携すると発表した。育成事業を手がける角川子会社にクールジャパン機構が最大4.5億円を出資する。出資金などを元手に、アニメ制作や声優を育てる教育事業を海外12カ国・地域に展開する。
角川コンテンツアカデミーにクールジャパン機構に加え、パソナと紀伊国屋書店からの出資を受け入れる。資本金は総額約10億円に増える。
2年間で絵の描き方などを学べる専門学校を設ける。これまでに台湾とシンガポールに開校済みで、2017年をめどに中国やインドネシアなど4カ国に設置する。日本文化に理解ある消費者の拡大や日本のゲームやアニメの海外展開を支える現地人材の増加につなげる。