四川省の成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地が22日に明かしたところによると、中国の成都から日本に貸与されているジャイアントパンダが産んだ赤ちゃんが誕生から1ヶ月を迎え、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地と日本・和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドが共同で行うパンダの赤ちゃんの名前募集が正式にスタートし、パンダファンに向けてこの赤ちゃんパンダの名前を募集し始めた。中国新聞網が伝えた。
今年11月22日、中国の成都から日本に貸与されているパンダ「良浜(ラウヒン)」が無事1匹の赤ちゃんを出産。この赤ちゃんパンダは出生時の体重が157グラムで、現在は母親である「良浜」に育てられており、母子ともに健康だ。成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地と日本の専門家が共同で判定した結果、この赤ちゃんパンダは雌であることが判明した。この赤ちゃんパンダは、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地と和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドがパンダの国際協力を展開して以来、日本で誕生した17匹目の赤ちゃんパンダでもある。生まれたばかりの頃はピンク色だった赤ちゃんパンダは、次第に白と黒の体毛が伸びてきており、生後1ヶ月経った今の体重は1009グラムになった。
赤ちゃんパンダがこれからも幸せに楽しく育つことを願い、今回の赤ちゃんパンダの名前募集活動は「SMILE BIRTH PROJECT」と名付けられたという。
募集期間は2020年12月24日から2021年2月23日まで。「SMILE BIRTH PROJECT」特設サイト(募集フォームは12月24日にオープン予定)、はがき、アドベンチャーワールド内募集コーナーで応募できる。また、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地やPANDALOVEなどの方法でも応募が可能。ただ、最終的な名前の選定はアドベンチャーワールドの「パンダの赤ちゃん命名委員会」によって行われる。複数の名前候補を選定した後、決戦投票を行う予定だという。最終的に決定した名前については、アドベンチャーワールド内と公式ホームページ上で発表される予定となっている。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年12月23日