製紙業の林製紙(富士市)は危険ドラッグの怖さや誘惑から身を守るための心構えなどを印刷したトイレットペーパーを発売した。真っ黒い包装紙と、白抜きの「危険ドラッグにNO!」の文字が人目を引く。
飲酒運転や薬物乱用の根絶に取り組むNPO法人アルコール薬物問題全国市民協会(アスク、東京・中央)との飲酒運転防止の啓発用トイレットペーパーに続く共同企画。「自分はやらないと言い切る」「すぐにその場を去る」など、誘われても断る勇気を持つことの大切さをイラスト入りで紹介している。
アスク代表の今成知美さんは「子どもたちや若者へのメッセージが伝わるアイデア商品になった」と話す。価格は120円(税別)で林製紙は警察や医療機関向けの啓発用商品として10万個の販売目標を掲げる。