北京市では、誰とも会うことなく、どこにも行かずに、どんな天候の日でも、ペーパーレスで、企業の設立、変更、消去など、「フルライフサイクル」の各手続きが微信(WeChat)でできるようになった。8月1日、同市初となる「微信企業手続き」プラットホームシステムがリリースされた。北京晩報が報じた。
申請者は、微信の公式アカウント「西城e弁事」にある「微信企業手続き」スマートシステムにログインし、身分証明書番号や携帯番号を入力し、顔認証システムをクリアすれば、いつでも、どこででも、各種遠隔手続きができる。
申請者が公式アカウントを通して手続きに必要な資料をアップすると、政務サービスホールの職員がすぐにそれを受け取る。企業設立業務を例にすると、2時間以内に紙媒体の営業許可証がプリントされる。申請者は、無料の公印押印や資料郵送サービスを利用することができる。
申請者は、「西城e弁事」で、顔認証システムを通して、申請者、株主、役員などの身分の動態スマート認証を行うほか、登録資料の認証も行う必要があり、登録内容が真実で、有効であることが保障される。そのため、身分が盗用されるトラブルの発生率を大幅に低下させることができるほか、セキュア通信であるため、申請者の登録データの安全性も守ることができる。システムのバックグラウンドは、申請者が入力した申請内容や進度がキャッシュされ、申請の過程で、誤操作や資料チェックなどが原因でログアウトしてしまい、ログインし直さなければならない場合でも、初めからやり直す必要はなく、途中から操作できる。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年8月6日