【ワシントン=吉野直也】米共和党のマルコ・ルビオ上院議員(43)は13日夕、地元フロリダ州マイアミで開いた集会で、2016年米大統領選への出馬を表明した。13日の演説では12日に出馬宣言した民主党候補の本命、クリントン前国務長官について「過去のリーダーがわれわれを過去に戻してくれると公約した」と批判した。
13日、米フロリダ州マイアミの集会で米大統領選への出馬を表明したマルコ・ルビオ上院議員=ロイター
ルビオ氏は「過去は終わった。米国は後戻りさせてはならない」と強調。若さと新鮮なイメージを前面に「米国の将来を築くのは自分だ」と訴えた。ルビオ氏はキューバ系移民の息子で、10年の米中間選挙で、保守派の草の根運動「茶会」(ティーパーティー)の支持を受けて当選した。
共和党は既にテッド・クルーズ(44)、ランド・ポール(52)両上院議員が出馬の意向を明らかにしており、ルビオ氏は3人目となる。ブッシュ前大統領の弟、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)や、ウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事(47)も近く名乗りを上げるとみられている。