17日午前の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は小幅に12日続伸した。前引けは前日に比べ1円96銭(0.08%)高い2549円70銭となった。2006年5月以来、約9年ぶりの高値圏で推移している。日経平均株価が軟調に推移するなか、内需関連の多いジャスダック上場銘柄に買いが入った。もっとも、積極的な買いは見送られ、小幅な下げに転じる場面もあった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で571億円、売買高は9373万株。主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20は反落した。3DMやイマジニア、日本マイクロが上昇した。半面、前日に15年12月期の最終赤字が拡大すると発表したマクドナルドが安い。BBタワーやガンホーも下落した。
東証マザーズ指数は6営業日ぶりに小反落した。前引けは前日比0.37ポイント(0.04%)安い933.62だった。時価総額の大きいミクシィの下落が響き、売り優勢になっている。プラッツやITbookも下落した。一方で、ACCESSやモルフォ、ボヤージュは上昇した。
きょうマザーズに新規上場した海帆は、前引け直前に初値を付けた。初値は公募・売り出し価格(公開価格、1020円)を780円(76.5%)上回る1800円だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕