■トヨタ車体 22日開幕の「中国国際福祉機器展示会」に福祉車両などを出展した。中国は60歳以上の人口が2013年末に2億人を超え、福祉関連の需要増が見込まれ、展示会にはTOTOなど約20社の日本企業が出展した。
トヨタ車体が出展したのは車イスに乗ったまま乗り降りできるワゴンタイプの福祉車両など。実演会には人だかりができ、高齢化する中国で介護ビジネスに対する関心の高さを示した。TOTOは便座が電動で傾いて高齢者が立つのを補助する製品などを展示した。
日本貿易振興機構(JETRO)もブースを設けたほか、中国への進出を検討する日本企業向けにセミナーや商談会を実施。「中国は高齢化や所得水準の向上が続く。日本の高品質で高性能な介護・福祉製品にとって潜在的な市場は大きい」(担当者)という。
(上海=小高航)