入庫した車両のチェックを行う車両検査員の張苑鈴さん(撮影・蘇志剛)。
中国鉄道成都局集団の重慶北車両整備庫において、当日の当番を勤めていた車両点検一班の整備士・張苑鈴さんは、いつものようにその日に入庫した車両のチェック作業を進めていた。1997年生まれの彼女は、車両検査員として、普通快速列車の車両検査とメンテナンス、整備業務を主に担当しているため、列車の病気を診察する「医師」のような存在。列車車両は走行距離が4千キロメートルに達するごとに入庫して点検・整備作業を行う必要がある。鉄道関係者にとって、毎年訪れる「春運(旧正月前後の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)」は、最も厳しい試練の時となる。成都局集団公司が増発する春運臨時列車に対応するため、重慶北車両整備庫が担う検査・整備業務量は、この時期、年間のピークに達する。張さんと同僚たちは、ほぼ連日、1日あたり8編成の車両点検と整備を行うことになる。日常のメンテナンス作業のうち、張さんは、車両の総合制御盤、電気給湯器、列車内にあるサービス用設備の技術状態に対する検査・確認作業を担当している。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年3月5日
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