雲南省昆明市の交通警察は最近、市内の条件を満たす交差点口に、右折する大型車両の死角となるエリアを赤で塗装する警告エリアを設ける計画を進めている。新華社が報じた。
赤く塗装された警告エリアは、自動車や原動機付自転車、歩行者が通過する際、車両、特に大型車両が右折してきた場合、すぐにそのエリアを避け、そのエリアで絶対に停止することがないよう注意を呼び掛けるためのものだ。また、車両に対しても、右折する際、前輪と後輪の内輪差がそのエリアを超えることがないよう注意するよう呼び掛けている。
近年、大型車両が右折する際の死角が原因の事故が多発しており、人々や社会に大きな損失をもたらしている。その種の交通事故を最大限減らすために、雲南省昆明市公安局の交通警察支隊は、大型車両が右折する際にできる死角が原因の交通事故を科学的に分析・研究し、死角や運転手、歩行者の安全に対する認識不足、交差点の設計の欠点などを総合的に考慮して同計画を打ち出した。
ネットユーザーからは、中国全土で推進されることを望む声が続々と上がっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年11月10日