28日の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は6営業日ぶりに小反落した。終値は前日比8円90銭(0.35%)安の2567円56銭だった。前日まで連日で年初来高値を更新し2006年5月以来、約9年ぶりの高値圏にあったため、いったん利益を確定する売りが広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で797億円、売買高は1億6991万株。主力銘柄で構成するJASDAQ-TOP20は3日続落した。イマジニアやテクノスJ、太洋物産などが買われた。半面、アビックスやいちごHDなどは売られた。
東証マザーズ指数は続落した。大引けは前日比3.33ポイント(0.36%)安の919.49だった。ショーケースやペプドリ、サイバダインが上昇した。ACCESSやシリコンスタなどは下落した。
きょう新規上場したGunosyは9時の寄り付きで公募・売り出し価格(公開価格)と同じ1520円で初値を付けた。その後は1500~1600円台でもみあい、終値は1620円だった。同じくきょう新規上場したリンクバルは買い気配で始まり、9時48分に公開価格(2400円)を27.9%上回る3070円で初値を付けた。前場中に3300円の高値をつけたが、その後は下げ基調で推移し、終値は2752円だった。同じくきょう新規上場したジグソーは終日買い気配が続き、取引が成立しなかった。最終の気配値は公開価格(2390円)の2.3倍にあたる5500円だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕