【NQN香港=小林健一】29日のアジアの主要株価指数は総じて下落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を30日早朝に控えて、利益確定の売りや持ち高を調整する動きが相次いだ。
最も下落率が高かったのは、インドネシア・ジャカルタ指数。寄り付きから売りに押され、6日続落。下落率は2%超まで広がり、この日は年初来安値で引けた。
韓国・総合株価指数は4日続落、台湾・加権指数は3日続落した。これまで堅調に推移していた香港・ハンセン指数も4営業日ぶりに反落した。
一方、中国・上海総合指数は横ばい圏。前日、中国当局が投資家に対して株取引をより慎重にするよう注意喚起したことを受けて、中国当局の動きを警戒する売りが出た。もっとも、政策進展期待を背景に株式相場の先高観は強く、大引けは前日終値とほぼ同水準で引けた。
29日のアジアの主要株価指数
前日比騰落率
中国・上海総合指数 4476.620 0.00%
香港・ハンセン指数 28400.34 ▲0.14%
韓国・総合株価指数 2142.63 ▲0.23%
台湾・加権指数 9853.83 ▲1.03%
シンガポール・ST指数 3487.15 ▲0.22%
マレーシア・KL総合指数 1842.93 ▲0.65%
タイ・タイ総合指数 1522.47 ▲0.59%
フィリピン・フィリピン総合指数 7825.47 ▲0.77%
インドネシア・ジャカルタ総合指数 5105.563 ▲2.60%
インド・SENSEX 2万7225.93 ▲0.62%
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(注)▲は下落。