30日早朝の東京外国為替市場で円相場はほぼ横ばいで始まった。8時30分時点では前営業日28日の17時時点に比べ3銭円高・ドル安の1ドル=118円99銭~119円02銭近辺で推移している。前日29日のニューヨーク市場では市場予想を下回った1~3月期の米実質国内総生産(GDP)を材料に118円台半ばまで円高・ドル安が進んだものの、米国債利回りの上昇や米連邦公開市場委員会(FOMC)が大きな波乱なく終えたことなどを受けて持ち高調整の円売り・ドル買いが優勢になった。東京市場でもその流れを引き継いで円は上値が重い。
円は対ユーロでは大幅続落して始まった。8時30分時点では同2円76銭円安・ユーロ高の1ユーロ=132円26~32銭近辺で推移している。対ドルのユーロ高が波及したほか、29日のドイツ連邦債利回りの上昇がユーロ買いにつながった。
ユーロはドルに対し大幅続伸して始まった。8時30分時点では同0.0235ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1115~18ドル近辺で推移している。さえない結果の米GDP速報値や独連邦債利回りの上昇がユーロ高・ドル安の要因になっている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕