米国で発行される中国語紙「世界日報」によると、米国の電気自動車大手テスラの株価がこのほど急上昇したため、同社の最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏の資産額も急上昇した。ブルームバーグ社が23日に発表した億万長者ランキングでは、マスク氏はマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏を抜いて、世界2位の富豪になった。中国新聞網が伝えた。
報道によると、最新の同ランキングで、マスク氏の資産額は1279億ドル(1ドルは約104.4円)に上った。2020年になってからの資産増加額は1003億ドルに達し、世界の富豪トップ500人の中で最多だった。20年1月時点でのマスク氏の順位は35位にとどまっていたという。
マスク氏の資産額が増加した最も大きな原因はテスラ株の高騰だ。現在、テスラ社の時価総額は5千億ドルの大台へと突き進んでいる。
報道によると、マスク氏の資産額の4分の3は保有するテスラ株によるもので、テスラの株価は同じくマスク氏が保有するスペースX社の株の4倍以上になる。現地時間の23日、テスラ株の終値は前取引日から6.6%上昇と大幅に値が上がり、過去最高値の521.85ドルをつけた。
ブルームバーグ社によると、世界富豪3位に順位を下げたビル・ゲイツ氏の資産額は1277億ドルだった。世界一の富豪は引き続きアマゾンの創業者のジェフ・ベゾフ氏で、資産額は1820億ドルに上った。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年11月24日