【NQNニューヨーク=川内資子】29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、終値は前日比74ドル61セント(0.4%)安の1万8035ドル53セントだった。1~3月期の実質国内総生産/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5EAEAE4E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX(GDP、速報値)が急減速し、米景気の回復を巡る警戒感が強まって株式を売る動きが優勢となった。
GDPは季節調整/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE7E7E0E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX済みの前期比年率で0.2%増となった。伸び率は昨年10~12月期の2.2%から大幅に低下し、市場予想(1%程度の増加)も大きく下回った。米景気回復ペースの鈍さが改めて意識され、株式の売りにつながった。
ドイツ、英国など欧州株式相場が大きく下げた。米国でも投資家が運用リスクを避ける動きが広がった面もある。ダウ平均の下げ幅は一時150ドルを超えた。
米連邦準備理事会(FRB)は午後に発表した米連邦公開市場委員会/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE2E2E4E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX(FOMC)後の声明で、「一時的要因を一部映し、経済成長は冬場に減速した」との認識を示した。利上げの開始時期を巡っては前回3月の表現をほぼ踏襲した。株式市場では声明はほぼ予想通りの内容と受け止められ、相場の反応は限られた。
ナスダック/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE2EAE2E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX総合株価指数は3日続落し、同31.778ポイント(0.6%)安の5023.644で終えた。