【ニューヨーク=共同】米南部テキサス州ダラス近郊で開かれていたイスラム教の預言者ムハンマドの絵画コンテストの会場付近で3日、発砲があり、AP通信などによると、容疑者とみられる銃を持った2人が撃たれて死亡、警備員1人が負傷した。
イベントは「預言者の絵を描こう」と名付けられ、反イスラム教の団体が開催していた。発砲がコンテストと関係があるかは分かっていない。
この団体はニューヨークに本拠を置く「米国の自由防衛構想」で、最近イスラム教とテロを結びつけるようなバス広告を発表し、物議を醸した。
ムハンマドを描くことはイスラム教が禁ずる偶像崇拝につながりかねず、欧米メディアなどによるムハンマドの風刺画掲載はイスラム教徒の反発を招いている。
コンテストの優勝作品には1万ドル(約120万円)の賞金が用意されていた。地元メディアが取材する注目のイベントだった。