【ワシントン=芦塚智子】2016年の米大統領選で、米コンピューター大手ヒューレット・パッカード(HP)の最高経営責任者(CEO)だったカーリー・フィオリーナ氏(60)が4日、テレビ番組で立候補を表明した。候補者乱立の様相となっている共和党の指名争いで、現時点では唯一の女性候補となる。
フィオリーナ氏は「私は実際に経済がどう機能するかを理解しており、大統領職に最も適任だ」と強調した。
元神経外科医のベン・カーソン氏(63)も3日、テレビのインタビューで共和党予備選への出馬を表明。16年の大統領選で黒人候補の出馬表明は初めて。また08年の大統領選の共和党予備選に立候補し、アイオワなど8州で勝利したマイク・ハッカビー元アーカンソー州知事(59)も5日に出馬表明を予定している。